研究
今、CGE分析での指数(物価指数、数量指数)の扱い方について調べています。それで経済学の指数の分野の文献をいろいろ見てるのですが、経済学で指数というとやはり「物価指数」が特に重要な分野になるようなので、物価指数の計算という観点からの文献が多い…
昨年(2017年)9月に、Harvard Project on Climate Agreementsが上海で開催したワークショップに参加しましたが、そのワークショップの内容等をまとめた冊子が作成されました。 International Cooperation in East Asia to Address Climate Changeというペー…
「GMS-Manager」 という GAMS のプログラムを書くための統合開発環境(IDE)がつくられたようです。https://www.gms-manager.com/ というサイトからダウンロードできます。 GAMS のプログラムを作成するための IDE としては、GAMS に付属の GAMS-IDE という…
2017年12月15日(金)に、東京日本橋にある「早稲田大学WASEDA NEOホール」において、「パリ協定とカーボンプライシング-各国の政策動向と日本の長期削減目標に向けて-」という温暖化対策に関するシンポジウムが開催されます。誰でも申し込めば参加できる…
昔、温暖化対策の国境調整措置について以下のような論文を書きました。 Takeda, S., Tetsuya, H., & Arimura, T. H. (2012). A Computable General Equilibrium Analysis of Border Adjustments Under the Cap-and-Trade System: A Case Study of the Japane…
もうリリースされてからかなり経つのですが、 LANZ, Bruno; RUTHERFORD, Thomas F. GTAPinGAMS: Multiregional and Small Open Economy Models. Journal of Global Economic Analysis, [S.l.], v. 1, n. 2, p. 1-77, dec. 2016. ISSN 2377-2999. Available a…
「応用一般均衡(CGE)分析の解説文書」というページで、CGE 分析(応用一般均衡分析)の解説をしています。これらの文書を読めば CGE モデルを作成して、CGE 分析をできるようになると思います。しかし、そもそも CGE 分析をおこなう利点、必要性については…
「応用一般均衡(CGE)分析の解説文書」に Part 15 を追加しました。Part 14 までずっと仮想的なデータを用いたモデルでしたが、ここでやっと日本のデータを用いた CGE モデルを作成しています。 実際のデータを利用したモデルを作成する説明ができたという…
jecon.bst をカスタマイズしながら利用すると、参考文献部分(と引用部分の一部)の形式をいろいろ変更できるのですが、変更できないところもあります。 よく聞かれるのが、参考文献の部分の各文献の2行目以降のインデント幅を変える方法です。例で説明する…
久しぶりに「応用一般均衡(CGE)分析の解説文書」というページに文書(Part 13 と Part 14)を追加しました。また既存の文書も(少しですが)改訂しました。 Part 13 では CGE 分析における「投資」の扱い方について説明しています。ただし、モデルとしては…
GTAP9データについての論文を書きました。 http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_rnote/menu.htmlにおいてあります。 昨年リリースされたGTAP9データの過去のバージョンからの変更点とGTAPデータを用いるときの注意点について簡単にまとめたものです。注意点…
"Effects of Immigration in Japan: A Computable General EquilibriumAssessment"という論文を書きました。 http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.2782708 に置いてあります。タイトルの示す通り、日本の外国人労働者受け入れの効果を CGEモデル(応用一般均衡モ…
新しい本出ました。↓の本。私は「経済モデルを用いた気候変動政策分析」という章を書きました。早稲田大学の有村俊秀先生や千葉大学の阪本浩章先生も書いています。サーベイ論文というか展望論文を集めたもので、温暖化対策の経済分析に興味がある人には参考…
もうちょっと前のことですが、応用一般均衡(CGE)分析の解説文書というページにPart 10とPart 11を追加しました。 この後、Part 12では貿易の導入方法について説明したいと思います。それがすんだらやっと実際のデータを使ったCGE分析の話ができます。逆に…
明日、明後日の10月25日、26日に国際経済学会の全国大会が京都産業大学で開催されます。 ⇒大会ホームページ。 私も準備委員会として運営に関わっています。
「このメール」でIan Sue Wingという人が次のような質問をしています。 I am embarrassed to ask a basic question to which I really should know the answer, but apparently have not looked in the right place to find a definitive solution. Suppose …
9月13日・14日と法政大学の多摩キャンパスで環境経済政策学会の大会があり、参加してきました。八王子というかほとんど高尾に近いので遠かったですが、広くていいところでした。 キャンパスが道路を挟んでいて、大きい橋が2つもかかっていました。
最近、知った話ですが、昨年、ハーバード大学の二人の経済学者(Carmen ReinhartとKenneth Rogoff)の書いた論文、書籍に間違いがあったということが話題になったそうです。どういう間違いがあったかは「ケネス・ロゴフ - Wikipedia」で説明されています(全…
「このページ」にCGE分析の解説文書を置いています。まだまだ追加したい内容があって途中なのですが、こういう解説文書を作成している理由を書いておきたいと思います。 まず、CGE分析についてはテキストや解説書がもともと非常に少ないという理由が一つです…
GAMSで累乗(冪乗)()を計算する方法。私もルールについてよくわすれるのでメモしておきます。 x**n これがGAMSにおけるの一つの表現方法であるが、これはが正であるときにしか使えない。が負である ときに x**n という表現を利用すると、次のようなエラー…
「応用一般均衡分析(CGE分析)の解説文書」の続き。「応用一般均衡(CGE)分析の解説文書」のページにPart 5まで追加しました。CGE分析の解説文書と言っていますが、まだCGE分析の話には入っていません。
「応用一般均衡分析入門」というページに応用一般均衡分析(CGE分析)の解説文書を置いていこうと思います。とりあえずは3つしか置いてませんが、だんだん追加していく予定です。
今年の10月に日本国際経済学会の全国大会が京都産業大学で開催されます。その大会のページを「ここ」に作成しました。現在、発表の申し込みを募集中です。
「Emacs上でGAMSを利用する方法」というページに、Emacs上でGAMSを利用する方法を説明した文書を置いています。
このメールでRutherfordがCGEモデルにおける個々の部門の資本ストックの扱いに関する質問に答えています。参考になるので訳します。 [まず質問文] 私は大学院生で、一地域を対象にしたCGEモデルをGAMS上で作成しています。個々の部門の資本ストックの特定…
地域間産業連関表を利用したCO2排出量削減のCGE分析の論文が『環境経済・政策研究』に掲載されました。 白井大地・武田史郎・落合勝昭(2013)「温室効果ガス排出規制の地域間CGE分析」, 『環境経済・政策研究』, Vol.6, No.2, pp.12-25. キャノングローバル…
「排出量取引制度に関するCGE分析の論文」というポストで論文のページにリンクを張りました。 http://dx.doi.org/10.1007/s10018-013-0072-8 最近、論文のページにはこのリンクの「10.1007/s10018-013-0072-8」というような文字列が書いてあることが多いです…
Shiro Takeda, Toshi H. Arimura, Hanae Tamechika, Carolyn Fischer, Alan K. Fox, (2013) "Output-based allocation of emissions permits for mitigating the leakage and competitiveness issues for the Japanese economy" という論文が Environmental …
動学モデルで分析をおこなう際に、定常状態を仮定するだとか、定常状態を分析するというようなことがよくおこなわれると思います。特に、マクロ経済学の分析で定常状態を仮定することは極く普通のことだと思います。応用一般均衡(computable general equili…
名古屋大学・減災連携研究センターの山崎雅人さんと書いた論文が「Journal of Integrated Disaster Risk Management」というジャーナルに掲載されました。 Yamazaki, Masato and Shiro Takeda (2013) "An assessment of nuclear power shutdown in Japan usi…