CGEモデル
GTAP9データについての論文を書きました。 http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_rnote/menu.htmlにおいてあります。 昨年リリースされたGTAP9データの過去のバージョンからの変更点とGTAPデータを用いるときの注意点について簡単にまとめたものです。注意点…
"Effects of Immigration in Japan: A Computable General EquilibriumAssessment"という論文を書きました。 http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.2782708 に置いてあります。タイトルの示す通り、日本の外国人労働者受け入れの効果を CGEモデル(応用一般均衡モ…
新しい本出ました。↓の本。私は「経済モデルを用いた気候変動政策分析」という章を書きました。早稲田大学の有村俊秀先生や千葉大学の阪本浩章先生も書いています。サーベイ論文というか展望論文を集めたもので、温暖化対策の経済分析に興味がある人には参考…
もうちょっと前のことですが、応用一般均衡(CGE)分析の解説文書というページにPart 10とPart 11を追加しました。 この後、Part 12では貿易の導入方法について説明したいと思います。それがすんだらやっと実際のデータを使ったCGE分析の話ができます。逆に…
「このメール」でIan Sue Wingという人が次のような質問をしています。 I am embarrassed to ask a basic question to which I really should know the answer, but apparently have not looked in the right place to find a definitive solution. Suppose …
最近、知った話ですが、昨年、ハーバード大学の二人の経済学者(Carmen ReinhartとKenneth Rogoff)の書いた論文、書籍に間違いがあったということが話題になったそうです。どういう間違いがあったかは「ケネス・ロゴフ - Wikipedia」で説明されています(全…
「このページ」にCGE分析の解説文書を置いています。まだまだ追加したい内容があって途中なのですが、こういう解説文書を作成している理由を書いておきたいと思います。 まず、CGE分析についてはテキストや解説書がもともと非常に少ないという理由が一つです…
「応用一般均衡分析(CGE分析)の解説文書」の続き。「応用一般均衡(CGE)分析の解説文書」のページにPart 5まで追加しました。CGE分析の解説文書と言っていますが、まだCGE分析の話には入っていません。
「応用一般均衡分析入門」というページに応用一般均衡分析(CGE分析)の解説文書を置いていこうと思います。とりあえずは3つしか置いてませんが、だんだん追加していく予定です。
「Emacs上でGAMSを利用する方法」というページに、Emacs上でGAMSを利用する方法を説明した文書を置いています。
このメールでRutherfordがCGEモデルにおける個々の部門の資本ストックの扱いに関する質問に答えています。参考になるので訳します。 [まず質問文] 私は大学院生で、一地域を対象にしたCGEモデルをGAMS上で作成しています。個々の部門の資本ストックの特定…
地域間産業連関表を利用したCO2排出量削減のCGE分析の論文が『環境経済・政策研究』に掲載されました。 白井大地・武田史郎・落合勝昭(2013)「温室効果ガス排出規制の地域間CGE分析」, 『環境経済・政策研究』, Vol.6, No.2, pp.12-25. キャノングローバル…
Shiro Takeda, Toshi H. Arimura, Hanae Tamechika, Carolyn Fischer, Alan K. Fox, (2013) "Output-based allocation of emissions permits for mitigating the leakage and competitiveness issues for the Japanese economy" という論文が Environmental …
動学モデルで分析をおこなう際に、定常状態を仮定するだとか、定常状態を分析するというようなことがよくおこなわれると思います。特に、マクロ経済学の分析で定常状態を仮定することは極く普通のことだと思います。応用一般均衡(computable general equili…
名古屋大学・減災連携研究センターの山崎雅人さんと書いた論文が「Journal of Integrated Disaster Risk Management」というジャーナルに掲載されました。 Yamazaki, Masato and Shiro Takeda (2013) "An assessment of nuclear power shutdown in Japan usi…
いくつか前のポストでTPPの試算についてもっといろいろ議論があればいいのにと書きましたが、検索したら結構でてきました。私が知らなかっただけでたくさんあるようです。しかも、政府試算について批判しているページが多いようです。 政府試算が実際にダメ…
先月(2013年3月)、TPPの効果についての政府による試算が発表されました。ニュースでもとりあげられています。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2103N_R20C13A3PP8000/ TPP「政府試算ナンセンス」 自民部会で異論(日本経済新聞、2013/3/21 21:01…
先日、国際経済学会の関西支部の研究会で発表をしました。「不完全競争応用一般均衡モデルによるCO2排出規制の分析」というタイトルです。 ここにレジュメが置いてあります。 タイトル通り、不完全競争のCGEモデルで温暖化対策(CO2の削減策)の分析をした研…
CGE分析をするのにGEMPACKとGAMSのどちらを利用するのがいいのか?どちらを学べばいいのか?ということをたまに聞かれます。 GAMSで記述したGTAPモデルのプログラムの記事と少し内容がかぶりますが、GEMPACK、GAMSの長所、短所を比較したいと思います。 [注…
https://shirotakeda.github.io/en/research/gtap-model.htmlにGTAPモデルをGAMSで記述したシミュレーションのプログラムを置いています。 GTAPモデルはGTAP(global trade analysis project)が提供している貿易政策分析用のCGEモデルです。GTAPモデルはGEM…
このページにGAMSでCGEモデルをデバッグする方法についての文書をアップロードしました。デバッグとはプログラム内のバグ(誤り)を修正することです。 Benchmark Replicationによるデバッグ方法を解説しています。モデルのデバッグ方法には他の方法もありま…
GTAP8データが今年の春にリリースされました。GTAP8では基準年はGTAP7の2004年から2007年に変更になっています(ただし、2004年のデータも使えますが)。しかし、GTAP8の基になっている日本のデータは2000年の産業連関表のままでした。 GTAPデータはいろいろ…
「エネルギー政策と経済学」の特集しています。 特に、早稲田の有村先生と阪大の伴先生の記事は経済学勉強している人に参考になると思います。伴先生の記事では、エネルギー・環境会議での応用一般均衡モデルのシミュレーション結果がまとめられています。見…
新しい論文がESRIのDiscussion Paperになりました。 ESRI Discussion Paper No.291 温暖化対策における国境調整措置の動学的応用一般均衡分析 動学的CGEモデルを利用した温暖化対策の国境調整措置の分析を行った論文です。前に行った分析を動学モデルによっ…
このページで紹介した 『排出量取引と省エネルギーの経済分析: 日本企業と家計の現状』という書籍でおこなっているシミュレーションのコードをこのページにアップロードしました。 GAMSで書かれたプログラムです。 実行するにはGAMS base module + Solver PA…
温暖化対策の国境調整措置についての論文がClimate Change Economicsに掲載されました。 http://www.worldscientific.com/doi/abs/10.1142/S2010007812500030 上智の堀江さんと早稲田大学の有村先生との共著の論文です。 内容はhttp://papers.ssrn.com/sol3/…
一般均衡モデルを表現するのに「双対アプローチ」と呼ばれる方法があります。双対アプローチとは、 モデル(均衡条件)を記述する際に、生産関数、効用関数、非補償需要関数(マーシャルの需要関数)等を使わず、費用関数、支出関数、条件付き要素需要関数、…
温暖化対策分析用のCGEモデルにMITのEPPAモデルというモデルがあります。MIT EPPAモデルのコードで紹介したように、このEPPAモデルはシミュレーションのコードが公開されています。CGEモデルを使った温暖化対策の研究は腐るほどありますが、シミュレーション…
新しい本の内容の宣伝をしたついでに、3月に出した本の内容についても書いておきます。 上智大学の有村俊秀先生と私の共同編集の本で 有村俊秀・武田史郎(編)、2012年、『排出量取引と省エネルギーの経済分析:日本企業と家計の現状』、日本評論社 排出量…
いろいろ(2012-05-23)で書きましたが、私も執筆者として参加した書籍が出版されました。早稲田大学の有村俊秀先生、上智大学の蓬田守弘先生、川瀬剛志先生編集の以下の本です。 有村俊秀・蓬田守弘・川瀬剛志(編)、2012年、『地球温暖化対策と国際貿易:…