環境税(炭素税)と排出権取引

2008-06-112008-06-15ピグークラブについて書きましたが、そのページにトラックバックをもらいました。

トラックバック元のブログでは環境税排出権取引について論じています。

温暖化対策を研究テーマの一つにしている人間がこんなことを言うのも恥ずかしいですが、私自身は環境税(炭素税)と排出権取引の違いはよくわかっていません。もちろん、一般的によく知られているような違いは一応は把握していますが、両者の長所・短所を詳しく把握しているということもないですし、どちらを選択するかで経済が受ける影響がどの程度違ってくるかということもわかりません。

なぜかというと理由は単純で、私はこれまで2008-06-15で触れた「炭素税と排出権取引の同値性」が成り立つようなモデルばかり利用してくたからです。「同値性」が成立し、結局どちらを利用しても同じような効果を得られるので、両者の違いを深く考える必要はなかったということです。

私が専門にしているCGEモデルによるシミュレーションを利用すれば、環境税排出権取引を様々な観点から比較することができそうなので、今取り組んでいるテーマが終わったらちょっとやってみようかなと考えています。