以下の論文を書きました。
武田史郎(2017)「排出量取引と自主的行動によるCO2削減の効果-応用一般均衡 モデルによる分析-」,『環境科学会誌』,30(2),pp.141-149
http://doi.org/10.11353/sesj.30.141
これは応用一般均衡モデルを用いて次の二つを分析した研究です。
短い論文ですので、もし興味がある方は直接論文を読んでいただきたいのですが、応用一般均衡分析で「企業の自主的な削減」を分析している研究はあまりないと思います。ただし、私のモデルの想定が「企業の自主的な削減」を適切に表せているか議論のあるところですが。
この論文のシミュレーションは GAMS を用いておこなっています。以下のページにシミュレーションのプログラムを置いています。
やはりプログラムを見たり、シミュレーションの出力結果を細かく分析しないと、シミュレーションが本当に適切に行なわれているのかどうかを判断することは難しいと思います。たいしたシミュレーションをしているわけではないですが、こういうことに興味がある人には少しは参考になると思います。シミューレションでどこかおかしいところがありましたら教えてください。