やっと仕事がひと段落ついたので、一ヵ月半ぶりの更新。
地球温暖化に関する懇談会の下の中期目標検討委員会の仕事に参加していました。↓です。
- お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- asahi.com(朝日新聞社):温室ガス削減の中期目標試算、GDP最大年0.5%下げ - 環境
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中期目標検討委員会とは、日本の温暖化対策の中期目標(2020年までの削減目標)を決定するための準備として
- GHG削減のためには社会をどのように変えていくべきか、またそのための費用は?
- GHG削減によって経済がどのような影響を受けるか?
というようなことを定量的に明らかにするための委員会です。
実際には、委員会の下にモデル分析のワーキングチームがあり、それに参加している人がモデル分析をおこなっています。モデル分析には、積み上げモデル(ボトムアップモデル)と経済モデル(CGEモデル、マクロ計量モデル)の二つが利用されています。上の記事で「GDPに何%の影響」とあるのは、経済モデルの方の分析結果です。
経済モデルのCGEモデル(応用一般均衡モデル)には
- 国立環境研究所のAIM/CGEモデル
- 慶応大学のKEOモデル
- 日本経済研究センター(JCER)のCGEモデル
の3つが参加しています。
私はJCERのCGEモデルの作成の手伝いをしていました。モデル分析の詳しい結果はここにいずれ掲載される予定。
また、ここで利用したJCERのCGEモデルについてはいずれシミュレーションのデータ・プログラム(GAMSで作成しています)を公開する予定です。