https://github.com/texjporg/babel-japanese
上のページに「japanese.pdf」という文書があります。これは外国人向けに、LaTeX での日本語の組版について説明した文書です。具体的には、
- 改行のルール
- 文字間のスペースの取り方
- 文字(フォント)の種類の扱い
などでの、英語(西欧の言語)と日本語での組版の違いが解説されています。元々は外国人向けですが、日本語の組版のことをよく知らない日本人にも参考になります。
まあ、日本語に対応したクラスファイルを使えば、細かい部分は意識しなくても済んでしまうのですが、LaTeX をもう20年以上利用しているのに日本語向けのクラスファイルがどのような処理をしてくれているのか全然知りませんでした。
また、最近は LaTeX で日本語を扱う場合、昔ながらの pLaTeX に加えて、
- upLaTeX
- LuaLaTeX
- XeLaTeX
の3つの選択肢がありますが、どの TeX エンジンをどんな設定で使えばよいのかということも説明されているので、それも参考になります。
私にも参考になりました。私はこれからは基本的には「LuaLaTeX + jlreq クラス」を使おうかなと思います。