Windows 7上でmendeleyを利用するときには、自分の作成したcitation styleは
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Mendeley Ltd\Mendeley Desktop\citationStyles-1.0
というフォルダに入れておかなければいけないようです。
普通の使い方をするだけでしたら、それで何も支障はないと思いますが、citation style fileを自分で書き換えたりしたい私はファイルをdropboxで共有するようにしたいので、dropboxのフォルダ、例えば
c:\Dropbox\mendeley\citationStyles-1.0
に入れておきたいです。このように本当はあるフォルダにファイルを置いておきたいのに、別のフォルダに置かなければいけないというときは、シンボリックリンクという機能を使えばいいです。
mklink /d "C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Mendeley Ltd\Mendeley Desktop\citationStyles-1.0" "c:\Dropbox\mendeley\citationStyles-1.0"
を実行すると
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Mendeley Ltd\Mendeley Desktop\citationStyles-1.0
というフォルダから
c:\Dropbox\mendeley\citationStyles-1.0
というフォルダにリンクが張られ、前者にアクセスすることが後者にアクセスするのと全く同じになります。言い換えれば、後者にファイルを置くことは前者にファイルを置くのと全く同じことになります。
「/d」というオプションはフォルダのリンクを張るための指定で、ファイルのシンボリックリンクをつくるときには不要です。
「ショートカット」の機能と同じように思われるかもしれませんが少し違います。ショートカットの機能では上のようなことを実現することはできません。「c:\Dropbox\mendeley\citationStyles-1.0」というフォルダへのショートカットを
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Mendeley Ltd\Mendeley Desktop\
に置いて試してみてください。
Unixではシンボリックリンクを多用するので、昔、Linuxを使っていたときにはよく利用していましたが、Windowsでシンボリックリンクを利用するのは今回が初めてです